陸上トラック・ローディングアームはタンクローリーまたは、タンク貨車への荷役において各種流体の安全かつ迅速な荷役作業に広く活躍しています。
トップローディングアーム
トップローディング方式荷役はタンクローリー車やタンク貨車上部のハッチより流体を積み込む方式で、大規模な油槽所での石油製品の出荷や、各地の小規模出荷設備で広く採用されている荷役方法です。これらの荷役現場では優れたバランス性能を発揮するトーションスプリングによるバランス機構を使ったローディングアームは、給油時の安定した操作性に好評をいただいています。
ベーパーリカバリーローディングアーム
揮発性流体荷役の際、気化ガス(ベーパー)が発生します。発生したベーパーの大気への流出は大気汚染の要因の一つとなります。そこで、ベーパーの大気流出を防止するため、それらを回収するための配管を装備したローディングアームが使われています。タンクローリーハッチ部にはベーパーシール栓を用意し、ベーパーの流出を防ぎます。
ハッチへの先端パイプ(ドロップパイプ)挿入操作時、ローディングアームの上下操作でエアーシリンダーを使って行います。エアーシリンダー操作により安易な操作性とハッチ部に設けたベーパーシール栓のシール性能を確保します。
ハッチへの先端パイプ(ドロップパイプ)挿入操作時、ローディングアームの上下操作でエアーシリンダーを使って行います。エアーシリンダー操作により安易な操作性とハッチ部に設けたベーパーシール栓のシール性能を確保します。
ガスパージ兼用ローディングアーム
灯軽油の荷役時に、タンク内に残った揮発油のベーパーをパージするためのパージ配管を装備したローディングアームです。ブロアー吸気によるパージ方式や窒素ガスでのパージなど設備システムに合わせたパージ配管を装備します。ガスパージと荷役を一本のローディングアームで行うことができるため、荷役時間の大幅な節約が可能になります。
ボトムローディングアーム
加圧LPGやアンモニアなどの高圧、毒性流体の荷役に使われるローディングアームです。
ボトムローディングアームではタンクローリー車の側面または後面のつなぎ口へ接続し、ローディングアームの操作は全て地面で行います。
ローリー車との接続には各種カプラーが用意されています。
石油製品荷役のボトムローディングアームでは、エムコ・ウィートン製APIカプラーが装備され大容量の荷役と複数アームの同時接続により迅速な荷役が可能になります。
LPGやアンモニア用に使われるローディングアームでは、高圧ガス保安法が適用されます。要求に応じて、高圧ガス保安協会(KHK)の委託試験を受験し納入します。
ボトムローディングアームではタンクローリー車の側面または後面のつなぎ口へ接続し、ローディングアームの操作は全て地面で行います。
ローリー車との接続には各種カプラーが用意されています。
石油製品荷役のボトムローディングアームでは、エムコ・ウィートン製APIカプラーが装備され大容量の荷役と複数アームの同時接続により迅速な荷役が可能になります。
LPGやアンモニア用に使われるローディングアームでは、高圧ガス保安法が適用されます。要求に応じて、高圧ガス保安協会(KHK)の委託試験を受験し納入します。
特殊ローディングアーム
ジャケット式ローディングアーム
溶融硫黄(モルテン・サルファー)やアスファルトなどの高温流体の荷役作業にフルジャケット式ローディングアームやトレースジャケット式ローディングアームを提供します。
タンク貨車用ローディングアーム
タンク貨車出荷用ローディングアームです。ドロップパイプは空圧制御による自動伸縮タイプになっています。べーパーリカバリー配管付きもあります。
3折れ式ローディングアーム
タンクローリー車の大型化や、ISOコンテナーの普及、ミニローリー車への対応などタンクローリー車の種類、大きさが多様になってきています。従来の2折れ式ローディングアームにインターミディエートを追加して作動範囲を大きく取れる設計になります。